こんにちは!
本日はセルフカラーをおすすめしない理由を現役美容師が解説したいと思います!
これから初めてカラーをする方、美容室でカラーをやったけどメンテナンスで自分で染めようかなと思っている方の参考になれば幸いです。
では、早速いってみましょう!
☑︎この記事の信頼性
- 現役美容師が解説
- 筆者も昔セルフカラーをしていた
目次
セルフカラーをおすすめしない理由
美容室でカラーすると高いしセルフカラーでできるならいいじゃん!
と思う方もたくさんいらっしゃいますよね??
確かにメリットももちろんあります、
しかしデメリットの方が遥かに大きいなと筆者は感じるのでこのような記事を書くことにいたしました!
では解説していきます。
セルフカラーはめちゃくちゃ痛む

まずセルフカラーはめちゃくちゃ痛みます!
これはカラー材であればもちろん痛みは多少あるものですが、美容室で扱っているカラー材よりもはるかに痛みます。
理由としては、市販のカラー材は通常地毛から染める用に作られているので元々あるメラニン色素を破壊するように作られています。
美容室だと色を入れたいときはこの破壊する力を弱めることができるのでダメージも極力抑えることができます。
しかし市販のセルフカラーだとここを調整できません。
なので結果ダメージの大きいカラー材になってしまうのです。
さらにどんな人が染めるかわからないので、プロでなくてもある程度ムラなく仕上がらなければなりません。
そのためプロ用のカラー材よりもパワーを強くし、カラー材の塗布料に限らずある程度のラインまでは染まるようにできています。
ムラができにくい設計上、ダメージが大きいのです。
よって市販のセルフカラーの場合はプロ用のカラー材よりもダメージが大きいことになります。
筆者の感覚だと2〜3倍くらいダメージが強いと感じました。
ダメージが強いということは頭皮への刺激も強いことになってしまうので、頭皮のダメージにもなってしまいますね!
セルフカラーだとやりたい色にならない

セルフカラーはまずほぼほぼパッケージの色にならないと思っていただいていいでしょう。
理由としては、プロ用のカラー材よりもかなり色味が薄い傾向にあり
さらに初めにお伝えした地毛を染める用に作られているのでそもそも一度染めた髪には相性が悪いのです。
美容室でカラーする場合は今の状態をみつつカラー材を調合していきます。
同じ色にする場合でも髪の状態や現在の色、ダメージによって使う薬も変わってきます。
しかし市販のセルフカラーはあくまで黒髪から染める用。
元々色が抜けてるところには意図しない色が入る時があります。
それはベースの髪色によって発色する色が変わるからです。
例えば美容師が染める場合はベースの色が黄色に傾いているときは黄色味がなりたい発色の邪魔をしないように補色である紫を少量混ぜたりします。
これは黄色を消して本来出したいカラーがしっかり出るようにしてあげるのが目的です。
しかし市販のセルフカラーはこの補色がはいっていません。
そうすると、たとえば黄色ベースの人がアッシュにしたいとき
美容室だと青紫を入れるのでアッシュが綺麗にでてくれますが、市販のセルフカラーだと青のみを入れることになりますので黄色+青で緑になってしまいます。
絵具を混ぜて作った色になるのと同じ原理ですね!
基本はベースの色+カラー材の色で構成されるので、そこを考えてカラー材を作っていかなければなりません。
よって市販のセルフカラーは希望の色になりづらいと言えます。
セルフカラーはムラができる
確かにセルフカラーはムラができづらい傾向にありますが、どうしてもプロが染めるわけではないので絶対にムラができます。
美容室でカラーする場合にはまず明るくなりやすい部分(根元や産毛部分など)を見極めカラー材を作って塗っていきます。
しかし市販のセルフカラーではその塗り分けが素人だと難しいのと、カラー材がそもそも一つなので塗り分ける薬がないと言うところにあります。
これでよくある失敗が根元部分が明るくなってしまい、逆プリンみたいになってしまうことです。
一度明るくなってしまったベースは生え変わるまで元に戻せないので後々ムラがひどくなる原因にもなってしまいます。
よって市販のセルフカラーではムラになりやすいといえます。
セルフカラーをすると部屋、またはお風呂場が汚れてしまう
これは経験がある方も多いと思います。
カラー材は色素が強いので一度付着してしまうとなかなか落ちませんし、落ちなくなることも多々あります。
部屋は無論、お風呂場なども賃貸物件などだとあまり汚したくないですよね。
美容室でカラーすればなにも汚さずに座っているだけでカラーができます。
セルフカラーをするよりも遥かに楽に綺麗に染めることができますよ。
セルフカラーは美容室でも直せなくなる可能性が高い
セルフカラーをしてしまうと美容室では直せなくなる可能性がかなり高いです。
まずムラは完全には直せません。
なのでベースがムラになってしまった場合は長い目で見て直していくしかないのです。
さらに市販のセルフカラーを繰り返してしまうとダメージがかなり出てきてしまいます。
ダメージしているとパーマや縮毛矯正ができなくなったり、普段の扱いも大変になってしまいます。
そしてカラーも美容室で染めてもうまく染まらなくなってしまったりします。
実際に市販のセルフカラーを繰り返している方の薬剤施術はかなり断られる可能性が高いです。
なので安いからといって市販のセルフカラーばかりするのは得策ではないと言えます。
特にやってはいけないのが、市販の白髪染めと黒染めです。
この二つはダメージも強い上に美容室でもかなり直しづらいです。
いや、ほぼほぼ綺麗には直せないと思った方がいいでしょう。
それくらい大変な施術になってしまうのでなるべく美容室で相談しながらカラー施術するようにしましょう。
セルフカラーをやめて美容室に行こう!
いかがでしたでしょうか??
今回はセルフカラーの悪いところに焦点をあてていきました。
セルフカラーのいい記事ばかりあるのでこのような記事がないと後悔する方も多いと思い書かせていただきました。
美容師としてはしっかり美容室でメンテナンスしてより綺麗な髪の毛でカラーを楽しんでいただきたい想いです。
安くて、楽で、手軽にできる市販のセルフカラーだからこそどちらがコストパフォーマンスを引き出せるのか、将来的にみたらどちらがいいのか
少し考えて決断してみてください。
もちろんセルフカラーで満足する方もいらっしゃいますので絶対はないですが、参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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